シェイクスピアの『リチャード3世』が元ネタになっている『薔薇王の葬列』
2022年1月からアニメ放送が始まります。
今回は、『薔薇王の葬列』に登場する主人公リチャードの抱えている体の秘密や、悪魔と呼ばれる理由についてまとめていきます。
【薔薇王の葬列】リチャードの体の秘密は?性別は女?
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この物語の主人公、リチャードです🌹 https://t.co/Hkl5ty8M31 pic.twitter.com/n4nq4EJewJ
— 薔薇王の葬列🌹アニメ化決定🌹 (@baraou_info) September 7, 2021
『薔薇王の葬列』の主人公・リチャードは自身の体に関して大きな秘密を抱えています。
リチャードは、瞳は左右違う色をしていて、男と女の身体的特徴を両方持っています。
成長と共に体のラインは女性に近い細い腰回りや膨らんだ乳房に変化しますが、リチャードは男として育てられていたため、さらしを巻き体の秘密をひた隠しにして生きています。
兄のエドワードやジョーンでさえ、弟リチャードの体について教えられていませんでした。
母親は自分の子供でありながら、リチャードを悪魔の子と呼び、森に捨てようとしたり、上の二人ばかり可愛がりあからさまにリチャードのことを疎んでいました。
性別は女?男?
男と女、両方の身体的特徴を持っているという点と、リチャード自身が自分の性別に対して曖昧な部分があり、はっきりと男女と分けることはできません。
男として育てられ、男として生きるリチャード。初恋の相手は、幼馴染のアンでした。
しかし、アンに体の秘密を打ち明けることはできず、成長するとともにヘンリーやバッキンガムなど男性に特別な想いを抱く場面も出てきます。
誰にも打ち明けることのできない秘密を受け入れてくれたバッキンガムが、リチャードの心の拠り所となっていきます。
元ネタのリチャードについて
『薔薇王の葬列』はシェイクスピアの『リチャード3世』が元ネタになっています。
『リチャード3世』に登場するリチャードは非常に悪人として描かれていて、そのイメージが一般的に広まっています。
リチャード3世の名誉を回復させるための動きもある中で、遺骨が発見され、リチャードは骨の石灰化障害を持っていた可能性が指摘されました。
実際のリチャードは男性でしたが、悪評を助長するような身体的特徴を持っていたという点については一致しています。
リチャードが悪魔と呼ばれる理由について
『薔薇王の葬列』の舞台となっている時代のイングランドでは、両方の性を持つ者は「悪魔」と呼ばれていました。
実の母親はリチャードのことを悪魔の子を呼び続け、成長した後もリチャードの体に関して「悪魔」と比喩され、その情報を手に入れた反リチャード派から指摘される場面も登場します。
また、当時は男性同士で恋愛することも神に反するとして禁止されていました。
まとめ
今回は『薔薇王の葬列』の主人公リチャードの体の秘密についてまとめました。
リチャードは男として育てられ、男として生きていますが、体は男女両方の特徴を持っています。
その秘密を抱えながら王になるという目標に向けて進んでいきますが、様々は困難にぶつかることになります。
実母からは悪魔の子と呼ばれ、疎まれる存在でしたが、父親には愛されていて、父への想いがリチャードの生きる意味となっていました。
大人になったリチャードが、誰とどんな関係になるのかはまた別記事にまとめていきます。
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