『チェンソーマン』に登場する天使の悪魔は、人間に敵意を持たない特殊な悪魔です。
今回は、天使の悪魔初登場時から張られていた伏線や、マキマと天使の悪魔の関係、過去に殺したとされる村人達との関係について解説していきます。
※ネタバレにご注意ください。
もくじ
【チェンソーマン】天使の悪魔の忘れた記憶の伏線について
単行本の4巻から登場する天使の悪魔は、初登場時は既に公安の対魔4課に所属しています。
天使の悪魔は、人間に直接触れると相手の寿命を吸い取ることができます。
数秒触れただけでも数カ月分の寿命を吸い取り、天使の悪魔自身でその能力をコントロールすることはできません。
マキマ曰く、その能力を使って過去に村の人達を全員死なせているらしいとの話が……。
しかし、マキマの語る過去と天使の悪魔には、矛盾な点がいくつか見つかります。
矛盾①:過去と性格の矛盾
マキマは、天使の悪魔は過去に村人全員殺していると言いますが、岸辺は「こいつは特殊な悪魔で人間への敵意がないが近づくな」と説明します。
岸辺が近づくなと言ったのは、触れると寿命を吸い取られてしまうためです。
人間への敵意がないのなら、なぜ村人を殺したのでしょうか?
矛盾②:能力と天使の悪魔の考えの矛盾
岸辺の言うとおり、他の悪魔のように人間へ敵意をむき出しにしているわけではありませんが、当の本人は「人間は苦しんで死ぬべき」と語っています。
天使の悪魔の能力で寿命を吸い取られた人間は苦痛を感じません。
そのため、致命傷を負った民間のデビルハンターが苦しまないよう能力を使ってくれと頼まれても断っています。
人間は苦しんで死ぬべきと思っている天使の悪魔が、なぜ村人全員の寿命を吸い取るようなことをしたのでしょうか?
矛盾③:天使の悪魔の中にある罪悪感
天使の悪魔は、吸い取った寿命を「◯年使用」と言うことで武器に変換することができます。
その能力を使用する際「ごめん皆…使わせてもらうよ」と謝罪の念を口にします。
また、天使の悪魔は「時々…僕の力で死んで武器になった人間が夢に出てくる よくも俺達を武器にしてくれたなって」と、アキに語っています。
殺したときの記憶はないものの、村人達への懺悔の気持ちが強く残っていることがわかります。
これらの矛盾点が、物語終盤の伏線になっていました。
天使の悪魔はマキマに記憶を消され、捏造されていた?
天使の悪魔は怠惰でやる気がないものの、マキマや公安のデビルハンターに言われるまま、悪魔退治に協力していました。
つじつまが合わない点がいくつもありましたが、その矛盾に気付く者はいませんでした。
最終的に、天使の悪魔が自分で過去の記憶を思い出すことになります。
思い出すきっかけとなったのは、単行本9巻でアキがマキマに「私と契約しよう」と話を持ちかけられた瞬間でした。
天使の悪魔と村の人達の関係
村の人達は、天使の悪魔に言葉を教えてくれたり、家を建ててくれたりととても親切にしてくれていました。
村で暮らしていた天使の悪魔は、好きな人もできて幸せに暮らしていましたが、そこに天使の悪魔の能力に目をつけたマキマが現れます。
「キミの力を私にみせてこれは命令です」と言われ、天使の悪魔は能力を使って村人達の命をすべて吸い取ってしまったのでした。
大切だった村人達のことを一瞬思い出した天使の悪魔でしたが、その後はまた再びマキマに支配される形になり自我を失ってしまいます。
まとめ
今回は天使の悪魔の記憶についての伏線や、マキマとの関係、村人達との過去の関係についてネタバレ解説しました。
人間に敵意のないはずの天使の悪魔が、村人全員殺した経緯の矛盾点が、天使の悪魔はマキマに支配されている伏線につながっていました。
一瞬記憶を思い出したものの、再び記憶を失ってしまった天使の悪魔が最後どうなったのかについては、また別の記事でまとめています。
天使の悪魔の記憶が描かれるのは単行本9巻で、第一部は11巻で完結しています。
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