魔法少女まどか☆マギカ

【まどマギ】コネクトの歌詞はほむらのこと?偶然なのか意味を考察

まどマギは伏線の多いアニメとして有名ですが、オープニングの曲も伏線の一つとなっています。

今回は、まどマギテレビシリーズのオープニングに使われている「コネクト」という曲の歌詞について考察していきます!

※ネタバレ注意です。

魔法少女まどか☆マギカ・オープニング曲「コネクト」とは

「コネクト」は、まどマギテレビシリーズのオープニングで使われた曲で、ClariS(クラリス)が歌っています。

コネクトの歌詞と暁美ほむら(ほむほむ)の心情がリンクしている、と言われています。

 

まどマギのOPは全てClariS(クラリス)が担当

まどマギのテレビシリーズ・劇場版3作品全てClariSの曲が使われています。

ClariSは、テレビシリーズの放送当時女子高生だった女性二人組の音楽ユニットです。

まどマギのキャラクターイメージに近いキラキラ・ふわふわな女の子というイメージの声や曲調が特徴です。

顔出しはしておらず、現在は結成当初からメンバーが1人入れ替わっています。

 

Clarisにオープニングを歌わせるところから既に伏線

ピンクのコスチューム・ピンク髪のツインテ主人公が、Clarisが歌うコネクトに合わせて動いているアニメーションは

その裏に隠れている少女の表情の暗さや、歌詞の鬱感を上手く隠しています。

 

まどマギの表と裏の関係を上手く表すClarisのコネクト

可愛いで隠しつつ、深堀すると闇深い…。

それがまどマギとコネクトという曲のリンクです。

 

まどマギの表は「可愛い女の子が魔法少女になる物語」です。

裏は「魔法少女にはなるけど主人公含めみんな不幸になる鬱物語」です。

コネクトの表は「可愛い女子高生2人が歌うキラキラ系音楽」でした。

裏は「歌詞の意味をよく見てみるとすごい鬱」です。

 

コネクトの歌詞の意味と暁美ほむらについて考察

ここからはコネクトの歌詞とストーリーのリンクについて考察していきます。

10話で歌詞の意味が判明します

10話になってやっとコネクトの歌詞の意味がわかります。

TVシリーズの10話にはOPがありませんでした。

ほむらの正体が明かされた10話のクライマックスののち、コネクトがEDで流れます。

 

「あぁ、ほむほむそういうことだったのね…。(号泣)」と。

開始1秒からほむら視点の歌詞

歌い出しは「交わした約束忘れないよ。目を閉じ確かめる、押し寄せた闇振り払って進むよ」といきなりサビから始まります。

まどかを救うために何度も過去の時間を繰り返しているほむらが、自分を鼓舞する気持ちとリンクしています。

大サビとほむらのリンク

まどかを救い出す未来がかんたんではないことを悟ったほむらは一人で戦い続ける覚悟を決めます。

「あなたのためなら私は永遠の迷路に閉じ込められてもかまわない」と、仲間の死を何度も目の当たりにしながら過去をやり直します。

そんなほむらと大サビの歌詞がリンクしています。
目覚めた心は走り出した未来を描くため、難しい道で立ち止まっても
〜中略〜
だから怖くない。もう何があっても挫けない

凄惨な結果を何度も繰り返し、強くなっていくほむら。

何度も挫けそうになりながら自分を鼓舞し続け、心が折れてしまわないよう壁を作ります。

そして1話に登場した見た目も性格も、内気な性格からクールで冷徹なほむらへと変化しました。

 

見た目はクールで冷徹なほむほむ、心の中はこんな感じだったんだね、と思うと泣けてきます。

 

ほむらの運命を作ったのもそれを支えるのもまどかという皮肉

曲の後半部分の「壊れた世界で彷徨って私は引き寄せられるようにたどり着いた」という歌詞は、

繰り返す時間軸の中で何度もまどかと再開するほむらの姿とリンクします。

 

まどかと出会うまでは体が弱く気弱な少女だったほむほむ。

まどかとの出会いによってまどかを死なせない未来を手に入れるため魔法少女として時間を何度もやり直します。

何度も何度もまどかの死を見届けては過去に戻るループ、まどかに出会わなければこんな辛いことを経験しなくてもよかったのに。

でも、ほむほむにとってはまどかが全てであり、盲目的な愛情でまどかを想っています。

本人はまどかに出会えないけど平凡な日常よりも辛いけどまどかと出会える魔法少女としての運命でよかったと思っているのでしょう…。

 

 

ほむらと歌詞のリンクは偶然(シンクロニシティ)だった!

ここまで色々勝手に考察してきましたが、この歌詞は仕組まれたものではなく偶然というから驚きます。

 

作品内容を知らずに作られた曲

TV版の公式ガイドブックにて新房監督がインタビューで「この曲は作品内容を知らないで書かれたもの」と話しています。

全く情報を聞かずにとは考えにくいので必要最低限の設定くらいは聞いていたと思いますが、まどマギという今までなかった物語の流れをここまで汲み取った歌詞をかけるのは奇跡、偶然の一致としか言いようがありません。

 

知らなかったからかけた歌詞

もしアニメの内容を全て把握していたら、逆にこのような歌詞はかけなかったかもしれません。

こんなに残酷な物語に、更に陰鬱な歌詞をつけるというのは作詞した渡辺翔さんのメンタルがやられそうです。

 

まとめ

今回は、まどマギOP「コネクト」とほむらについてを深堀考察しました!

まどマギは伏線の多さやその回収力、そしてシンクロニシティという奇跡の力でできた作品ということが改めてわかりました。

奇跡も魔法もあるんだよ!ですね。

 

-魔法少女まどか☆マギカ