もののけ姫に出てくるエボシ様は敵の立場ですが、タタラ場で暮らす人々を守り、病人の手当をしていたりと完全な悪者とは言えないキャラクターです。
この記事では、エボシ様の過去から『エボシ様は本当はいい人か悪い人か?』についてエボシ様の過去の生い立ちから考察していきます!
もののけ姫のエボシ様はいい人か悪い人か?
もののけ姫に登場するエボシ御前・通称エボシ様は、物語の中ではジコ坊らと共謀してシシ神の首を狙い、森を破壊する存在として登場します。
しかし、一方で身売りされた女性や病で苦しむ人たちの世話をして、彼らが生きていくために仕事を与えています。
そのため、タタラ場で暮らす人たちからは尊敬されています。
神を狙い、森を破壊して自然を支配しようとしていると聞くととても悪い人に見えてきますが、社会的弱者を守るリーダーと聞くといい人にも見えてきます。
神を狙ったり、森を破壊したりもタタラ場とそこで暮らす人たちを守るための行動で、ラピュタに出てくるムスカのように自分の欲のために悪事に走ったわけではありません。
エボシ様は相手との関係性によっていい人・悪い人の感じが方が変わるキャラクターです。
エボシ様は自分が守りたいものを守るための行動をしていたので完全に悪い人とは言えない気もします。
個人的にジブリ作品で1番のイケメンキャラは、自分の正義を貫くエボシ様だと思っています。
性格を過去の生い立ちから考察
では、なぜエボシ様が身売りされた女性や病人などの社会的弱者を守る立場になっているのかその理由をエボシ様の過去からみていきましょう。
もののけ姫には出てこないエボシ様の過去、裏設定のようなものは宮崎駿監督の著書「折り返し点」にて語られています。
倭寇(わこう)という海賊の夫と結婚していた生い立ち
宮崎駿監督の中で生まれたエボシ様というキャラクターは、「海外に売られて、中国人の倭寇の大親分の妻になって、腕を磨いて、あげく男を殺して財宝を奪って逃げてきた女」というバックグラウンドを持った女性だそうです。
倭寇というのは朝鮮や中国のあたりで略奪行為を繰り返していた海賊集団のことです。
エボシ様は過去に身売りされ、海賊の親分の妻にされていたという過去の持ち主ということですね。
自分の壮絶な経験から、身売りされている女性や病人、社会からはみ出した牛飼いなどを守る立場になったようです。
エボシ様のやさしい性格と信念
エボシ様は自身の辛い過去から、同じような境遇にいる行き場のない人たちをタタラ場で生きていくことができるように面倒をみています。
自分が守るべきもののためなら神殺しもいとわないという強い信念をもった女性です。
自然を守るというアシタカやサン、山犬ほか森の生き物たちと、タタラ場とタタラ場で暮らす人々を守るエボシ様。
アシタカ達と目的や立場は違えど、守るべきもののために行動したということは一致しています。
自然破壊が悪とされる現代の私たちからすると、エボシ様は悪い人に見えることもありますが本当にただの悪と言い切れるでしょうか?
まとめ
今回は、敵役として出てくるエボシ様は本当はいい人か悪い人か?について、エボシ様の過去の生い立ちから考察しました。
いい人なのか、悪い人なのかは立場によって見方が変わります。
エボシ様は壮絶な過去を背負っていますが、そこから這い上がり弱い人を守っている人としての強さは、ジブリきってのイケメンであることは間違いありません。
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