うる星やつら

うる星やつら・藤波竜之介の初登場回は何話?性格や父と母・渚との最後について

『うる星やつら』に登場する男装のヒロイン・藤波竜之介。

中盤で初登場すると主要登場人物の一人となり、多くの回に登場しています。

今回は、藤波竜之介の初登場回、キャラクターの特徴、両親や竜之介の周りの人間関係についてまとめます。

【うる星やつら】藤浪竜之介の初登場回は何話?

藤波竜之介は、原作の単行本15巻で初登場し、アニメは第86話「竜之介登場!海が好きっ!」で初登場です。

あたる達が海へ行くと小さな海の家「浜茶屋」があり、そこの店主(竜之介の父)と息子(実は娘)の竜之介が登場します。

女性として生きたい竜之介と、浜茶屋の跡取り息子として育てたい竜之介の父の壮絶なバトルの末、浜茶屋は崩壊してしまいます。

メインキャラクターたちに負けない強烈な親子の登場はとてもインパクトが大きく、初登場以降、原作・アニメ共にあたるやラムの主役を脇役へ追いやるほどの活躍ぶりを発揮します。

作者・高橋留美子は「竜之介とオヤジを出したことで「うる星やつら」の連載が1年半伸びた」と語っています。

 

藤波竜之介の性別・性格・年齢・キャラクター特徴まとめ

藤波竜之介は女子高生

海の家・浜茶屋の跡取り息子として育てられた竜之介ですが、性別は女性です。

浜茶屋の崩壊により、あたるやラムの通う区立友引高校へ転入することになった藤波竜之介。

あたる達と同学年で、同じクラスの2年4組でクラスメイトになります。

しかし、父親からセーラー服を着ることを禁じられ、胸にサラシを巻いて学ラン姿がトレードマークとなります。

父親を倒すことができたらセーラー服を着てもいいと、理不尽な条件を出され父親に挑む竜之介ですが、卑怯&海を操る父親に勝つことができず終始男装姿で登場します。

あたるや面堂からは初対面こそ男子と間違えられたものの、竜之介が女性であることを知ると、女性として優しく扱われるようになります。

しかし。学校では男子よりも女子(特に1年生)に人気があり、面倒よりもモテています。

 

藤波竜之介の性格は男勝り

物心がついてからというもの、女性らしい振る舞いや服装に密かに憧れる竜之介ですが、男として育てられた環境や父親との日々続くバトルによって非常に男らしい性格をしています。

ケンカも強く、一人称は「オレ」、二人称は「おめぇ」「てめぇ」と荒々しい口調が特徴です。

ケンカっ早くすぐに手が出るため、あたるは何度も竜之介に殴り飛ばされています。

しかし、女性としての意識が芽生え、セーラー服やブルマ、ブラジャーやビキニに憧れと執着を持っています。

 

藤波竜之介の口癖・名言

「オレは女だ〜っ!!」

作中、幾度となく発せられる竜之介お決まりのセリフです。

男扱いされたると、右アッパーを繰り出すと同時に「オレは女だ〜っ!!」と叫びながら相手を殴り飛ばします。

 

「ばっきゃろー」

「オレは女だ」の次に多用されるセリフの一つが「ばっきゃろー」です。

女らしい所作や服に憧れつつも、女性らしく振る舞おうとすると拒否反応が出てしまい、照れ隠しから「ばっきゃろー」と叫ぶことが多いです。

 

おれにぶっ倒される日まで、潔く居候しやがれ。

藤波竜之介と潮渡渚の対決後、藤波竜之介の下を去って行こうとする潮渡渚に藤波竜之介がそれを呼び止めて言ったセリフ。

 

藤波竜之介の声優

藤波竜之介の担当声優は、初期アニメでは田中真弓が演じています。

他にはドラゴンボールのクリリンや、幽遊白書のコエンマ、忍たま乱太郎のきり丸、ONE PIECEのルフィの声などを担当しています。

 

パチスロ版ではくまいもとこが担当しています。

 

藤波竜之介の関係者まとめ

藤波竜之介の父親は海が好き

海の家・浜茶屋の店主である竜之介の父親は『うる星やつら』の登場人物の中でも1位、2位を争うほどの破天荒キャラです。

海をこよなく愛し、オフシーズンでもオープンし続ける海の家「浜茶屋」を経営していましたが、親子喧嘩で店が崩壊。

その後は友引高校の購買部で住み込みで働き、浜茶屋の再建資金を稼いでいます。

「海が好き」をキャッチフレーズにしており、登場時はどこでも大波に乗って登場するという海を操る謎の特殊能力を持っています。

 

藤波竜之介の母親は登場する?

竜之介は父子家庭で育ち、母親の顔を知りません。

父親いわく、死んだという話もあれば、まだ生きているような話もするため真相は謎のまま。

海の家・浜茶屋に来店した女性客らの写真を集め「母親」として紹介するなど、真相を話す気はない模様。

「真砂子」という名前のみが一貫しており、謎の母親「真砂子」は亡くなっているのか、父親に愛想を尽かして出ていったのかは不明です。

竜之介の父は、妻の真砂子を愛し続けており、竜之介を立派な男に育てるこだわりも妻との約束と話しています。

が、竜之介の父は平気で嘘をつくため、結局の所何が本当で何が嘘なのか明らかになることはありませんでした。

 

藤波竜之介と潮渡渚の関係と最後は?

潮渡渚は、竜之介とは逆で男でありながら女として育てられ、父親同士が決めた許嫁です。

そんじょそこらの女性には負けないほど女らしい容姿と性格ですが、本人は男である自覚を持っていて、竜之介に想いを寄せています。

竜之介は、渚のことを嫌っていましたが、本気で向かう竜之介に対し本気を出さない渚のほうが圧倒的に強く、最後は竜之介も渚に一目置くようになりました。

「男の娘」キャラの渚と男装のヒロイン竜之介の逆転カップルが誕生したものの、渚は「うる星やつら」の終盤で登場したため、アニメでの絡みは少なく、OVA「渚のフィアンセ」で登場します。

 

藤波竜之介とクラマ姫の関係

アニメ68話「花ムコの名は竜之介」では、地球に契りの相手を探しにきたクラマ姫に見初められています。

しかし、当然ながら女同士のため二人が結ばれることはなく、面食いのクラマ姫に目をつけられるも最後はお決まりの「オレは女だ〜っ!!」で誤解がとけ、クラマ姫はまたしても花婿をゲットすることはできませんでした。

 

藤波竜之介と弁天の関係

竜之介と同様に男勝りでケンカ好きな性格をしている弁天。

似た者同士の二人は、初対面でどちらが女らしいか勝負をしていますが決着はついていません。

それ以降、何かと気が合うようで、弁天が地球へやってきた際には竜之介との絡みも何度か登場しています。

 

 

藤波竜之介と飛鳥の関係

15歳になるまで兄ですら存在を知らされていなかった生粋の箱入り娘、水乃小路飛鳥。

諸星あたるの影響で極度の男性恐怖症になってしまい、一見男性に見える竜之介との絡みも登場しましたが、定番の「オレは女だ〜っ!!」でオチが付き、それ以降は特別二人の絡みが特別取り上げられることはありませんでした。

 

藤波竜之介とらんまの共通点

『うる星やつら』に登場の藤波竜之介と、その後の高橋留美子作品である『らんま1/2』の共通点は、登場人物が「トランスジェンダー」(こころとからだの性が一致していない人)を彷彿とされる設定であるという点です。

連載当時はまだ「トランスジェンダー」という言葉は一般的に知られておらず、いわゆる「おなべ」(女→男)「おかま」(男→女)というような表現しかありませんでした。

竜之介は心身は女性であるものの、父親のこだわりによって男装を強いられ、らんまは水をかぶると女になってしまうという特異体質であるため、「トランスジェンダー」とは違いますが、「性別」という境界線が曖昧になっていく世の中の流れを先読み・先取りしていた作品とも言えます。

竜之介やらんまの他にも、潮渡渚(男の娘)や、面堂終太郎の女体化、女性であるものの男勝りな弁天、男顔負けの怪力を持つサクラ先生・しのぶの登場など、「男らしさ」「女らしさ」の垣根なく自由に動き回る個性的なキャラクターが、長く愛される作品のポイントになっているのかもしれません。

 

まとめ

藤波竜之介の初登場回から、キャラクターの特徴まとめ、周辺のキャラクターとの関係性をまとめました。

藤波竜之介の登場は『うる星やつら』中盤〜になりますが、初登場以降は非常に登場回数が多く、父親とのバトルが幾度となく繰り広げられています。

回によっては、主人公のあたるやヒロインのラムの存在が薄く、ほぼ主役と言えるような話しも多くあります。

藤波親子の活躍を見たい方は、原作15巻〜、アニメは86話以降をチェックしてみてはいかがでしょうか♪

 

 

 

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