1981年から放送されたアニメ『うる星やつら』は全218話、漫画は全366話の大ボリュームです。
登場キャラクターが多く把握しきれない、うる星やつらを見てみたいけど量が多すぎるという方のために、メインキャラクターを中心とした相関図やそれぞれの登場人物の魅力・特徴をまとめていきます!
メインキャラクターの相関図
メインキャラクターと関わりの多い人物の相関図です。
主人公は諸星あたる、ヒロインはラムで、ラムが押しかけ女房となり夫婦関係であることが周知されています。
しかし、あたるはラムに冷たくするような態度をとることが多く(ツンデレ)、他の女の子にちょっかいを出してラムに怒られています。
そんな2人のドタバタラブコメディを中心に、周りの個性豊かなキャラクター達との絡みが『うる星やつら』の作品の醍醐味となっています。
相関図では省略している、それぞれの人物の両親も登場しています。
主要登場人物のまとめ一覧
主要登場人物と家族、相関図では省略したサブキャラなどを一覧でまとめています。
登場人物 | キャラクターの特徴 |
諸星あたる | 主人公 |
ラム | ヒロイン |
三宅しのぶ | 準ヒロイン |
面堂終太郎 | 友引高校の転入生 |
テン | ラムのいとこ |
錯乱坊(さくらんぼう・チェリー) | 謎の僧侶 |
サクラ | 巫女・保健室の先生 |
レイ | ラムの元婚約者 |
ラン | ラムの幼なじみ |
弁天 | ラムの幼なじみ |
おユキ | ラムの幼なじみ |
藤波竜之介 | 男装のヒロイン |
メガネ(サトシ) | ラム親衛隊のリーダー |
面堂了子 | 面堂終太郎の妹 |
水乃小路飛麿 | 面堂終太郎のライバル |
水乃小路飛鳥 | 面堂終太郎の許嫁 |
白井コースケ | あたるの同級生 |
尾津乃つばめ | サクラ先生の婚約者 |
コタツネコ | 化け猫 |
クラマ姫 | クラマ星の女王 |
あたるの家族 | 父と母が登場 |
ラムの家族 | 父と母が登場 |
温泉マーク | 友引高校の教師 |
金太郎 | 宇宙人の幼児 |
竜之介の父 | サイコパス親父 |
諸星あたる:主人公
諸星あたる(もろぼし あたる)
CV:古川登志夫・神谷浩史
うる星やつらの主人公
・第一話から登場の主役。
・友引高校のクラスメイト「しのぶ」と交際をしていたが、「ラム」の登場により運命が大きく変わる。
キャラクターの特徴
・非常に楽観的でアホな性格
・無類の女好きで、美女や若い娘にはすかさず声をかけるナンパ師
・逃げ足が速い
・ラムの電撃に耐えうるタフな身体の持ち主
・ツンデレ
ラムとの関係
・初期ではラムの押しかけ女房により、しのぶと距離ができて迷惑しているが、しのぶの気持ちが面堂終太郎に向き始めると同時にあたるにとってラムが必要な存在に変化する。
・話数が進むにつれて、ラムに対するあたるの気持ちが大きくなっていくが、表面上はツンデレで他の女の子にナンパな態度は変わらない。
ラム:ヒロイン
ラム
CV:平野文・上坂すみれ
うる星やつらのヒロイン
・第一話から登場のヒロイン。
・原作ではじめはヒロインではなかったが、人気の高さによりヒロインの座をしのぶから奪う形になる。
・アニメでは最初からヒロインとしてメイン登場。
キャラクターの特徴
・「うる星(ラム星・鬼星)」から地球侵略のためにやってきた鬼型宇宙人の娘
・一人称は「うち」。語尾に「だっちゃ」や「〜のけ?」をつけて話す。
・あたるの婚約者で夫婦だと公言している。
・虎柄のビキニ、ブーツ、鬼のツノがトレードマーク
・空を飛ぶ、電撃を流すなど特殊能力を持つ
・天真爛漫(見方によっては自己中心的)な性格
あたるとの関係
・地球の命運をかけた鬼ごっこをきっかけに、あたるからプロポーズされたと誤解して押しかけ女房となる。
・あたる一筋。
・無鉄砲ながらも、あたるに言われたことはちゃんと守るなど健気な性格。
三宅しのぶ:初期準ヒロイン
三宅しのぶ(みやけ しのぶ)
CV:島津冴子
うる星やつらの準ヒロイン
・本来ヒロインであったが、ラムの人気により準ヒロインに降格。
・面堂あたるへの気持ちが冷め始めるとともに登場回数も少なめに。
キャラクターの特徴
・あたるのクラスメイト、元恋人
・清楚キャラから、他のキャラに負けないように「机投げ」を習得するなど怪力キャラに変化。
・面堂終太郎登場以降、気持ちがあたるから離れる。
面堂終太郎:あたると犬猿の仲
面堂終太郎(めんどう しゅうたろう)
CV:神谷明
友引高校の転入生
・初登場は原作第23話「トラブルは舞い降りた」。
・友引高校の転入生として登場。
・あたるのライバルで犬猿の仲
キャラクターの特徴
・容姿端麗で金持ちだが中身はあたると同レベルのアホ
・女好きで男には冷たい
・あたるにツッコミを入れる時などどこからか日本刀を持ち出す特殊能力を持つ。
・女の前では平気なフリをするが、暗所恐怖症・閉所恐怖症。
・恐怖症が出ると「暗いよ狭いよ怖いよ〜」とキャラが崩壊して泣く。
・ラムのことが好きだが、他の女の子に対しても同様に優しく声をかけるナンパ師。
テン:ラムのいとこ
テン
CV:杉山佳寿子
キャラクターの特徴
・ラムのいとこ。
・ラムを心配して諸星家に居候する。
・ラムと同じ鬼族で幼児。
・おむつ風の虎柄パンツと一本角がトレードマーク。
・関西弁で喋り、あたるにはキツめの態度が多め。
・愛称:テンちゃん、じゃりテン。
・女の子に甘えるのが上手。
・空を飛ぶ、口から火を吹くなどの特殊能力を持つ。
・頭を叩くと口から火が出る。
・サクラに想いをよせ告白するもフラレている。
錯乱坊:謎の僧侶
錯乱坊(さくらんぼう・チェリー)
CV:永井一郎
キャラクターの特徴
・第一話から登場する謎の僧侶。
・通称チェリー
・「さだめじゃ」「不吉じゃ」が口癖。
・チェリーが登場するとその場が荒れて錯乱する。
・魔物を呼び出したり封印したり、若返りの薬などを作ったりする。
・サクラ先生の伯父
サクラ:巫女・保健室の先生
サクラ
CV:鷲尾真知子
友引高校の養護教諭
・作品途中から友引高校の保険医となり保健室に勤務。
キャラクターの特徴
・錯乱坊(チェリー)の姪。
・巫女でお祓いの仕事をしている。
・元々虚弱体質だったが、病気の根源である悪霊があたるへ移って健康体になる。
・女子が羨む美貌、スタイルの持ち主。
・スタイルがいいのに非常に大食い。
・西洋魔術師(悪魔祓い師)の「尾津乃つばめ」が婚約者。
・怪力で格闘能力を持つ。
レイ:ラムの元婚約者
レイ
CV:玄田哲章
ラムの元婚約者
・ラムと同じ鬼族で美男子。
・レイの姿を見た女子が全員惚れるほどの美貌の持ち主だが、中身が残念。
・非常に食い意地がはっており、興奮すると巨大な牛鬼に変身してしまう。
・頭が悪く、大食漢なところをラムに嫌われてフラレている。
・ラムを取り戻すため地球にやってくるが、地球のご飯に夢中になってしまいラムを取り戻すことはできずじまい。
・話すのは単語程度。無口。
ラン:ラムの幼なじみ
ラン
CV:井上瑤・小宮和枝
ラムの幼馴染
・なに星人なのかは不明。
・キスした相手の若さを吸い取る。
・想い人レイをラムに取られたことを根に持ち、あたるを奪うため地球にやってくる。
・ラムとは違い、レイの大食漢で頭が弱いところも含めて好き。
・普段はぶりっ子だが気が荒ぶると関西弁で口が悪くなる。
・ピンクヘアーがトレードマーク。
・レイのために大量のお弁当をつくり尽くしている。
弁天:ラムの幼なじみ
弁天(べんてん)
CV:三田ゆう子
ラムの幼馴染
・七福神のひとりの弁財天で美少女。
・節分の時期に登場。
・バイクに乗った男勝りな性格。
・福の神族と鬼族は節分に紅白玉入れ合戦をする。
・母校の惑星中学校では、おユキ、ラムと共に「伝説のスケ番」と呼ばれていた。
・ラムに会うため節分以外にも地球へやってくる。
おユキ:ラムの幼なじみ
おユキ
CV:小原乃梨子
ラムの幼馴染
・海王星の女王で雪女。
・怒ると怖い。
・ラム、ラン、弁天と幼馴染で今でも仲良し。
・普段は物静かな性格で怒ることは少ないが、怒ると周囲を凍りつかせたり、氷の武器や技で相手を凍結させる。
・大福帳を持ち歩くほど金銭管理をしっかりしている。
藤波竜之介:友引高校の転入生
藤波竜之介(ふじなみ りゅうのすけ)
CV:田中真弓
男装のヒロイン
・友引高校の転入生。
・父親に「一人息子」として育てられた美少女。
・一人称は「おれ」二人称は「おめぇ」「てめえ」。
・男よりも女にモテる。
・本人は女性である意識はあるものの、父親にセーラー服を禁じられている。
・胸が大きいがサラシをまいている。
・家は浜茶屋(海の家)を代々経営している。
メガネ:あたるの同級生
メガネ(本名:サトシ)
CV:千葉繁
ラム親衛隊のリーダー
・ラム親衛隊はほぼアニメオリジナル。
・メガネ、パーマ、カクガリ、チビの4人組でメガネがリーダー。
・原作とアニメでは登場回数が違い、アニメではメインで活躍する。
・そのため、2022年のうる星やつらではメガネ消滅説が危惧されている。
・ファンの間では人気がある。
面堂了子:終太郎の妹
面堂了子(めんどう りょうこ)
CV:小山茉美
面堂終太郎の妹
・お嬢様学校に通う。
・作中一のイタズラ好きで兄の終太郎は度々被害にあっている。
・あたると共謀して兄にイタズラを仕掛ける。
・頭に大きなリボンをつけているのが特徴。
・優秀な黒子を従えている。
水乃小路飛麿:終太郎のライバル
水乃小路飛麿(みずのこうじ とびまろ)
CV:井上和彦 / 島田敏
面堂終太郎のライバル
・スポーツ業界を牛耳る水乃小路スポーツ用品の御曹司。
・水乃小路飛鳥の兄。
・金持ちの家柄に生まれながらもボロの道着を着てよく山ごもりをする。
・面堂了子にいじめられたトラウマで女子に苦手意識があるが、それなりに興味はある。
・妹の飛鳥に抱きつかれてあばらを骨折するのが日常茶飯事。
水乃小路飛鳥:終太郎の許嫁
水乃小路飛鳥(みずのこうじ あすか)
CV:島本須美
面堂終太郎の許嫁
・水乃小路飛麿の妹。
・15歳まで男を見たことがない箱入り娘。
・究極のブラコン。
・兄が入浴中の風呂場に入ったり、ベッドに潜り込んだり、抱きついたりするが本人は世間知らずの箱入り娘なため異常さに気付いていない。
・重度の男性恐怖症で、あたるや他の男性を見ると悲鳴をあげて暴走する。
白井コースケ
白井コースケ(しらい コースケ)
CV:山口勝平
あたるの同級生
・あたるのマブダチ。
・原作では名脇役として活躍するがアニメではほとんど登場しない。
・あたるとともに2-4の要注意人物。
・聖なる胃袋(セントストマック)の異名を持つ大食いの彼女がいる。
尾津乃つばめ:サクラ先生の婚約者
尾津乃つばめ(おづの つばめ)
CV:井上和彦
サクラ先生の婚約者
・西洋魔術師、エクソシスト。
・ドラキュラのようなマントを羽織るイケメン。
・少々間抜け。
コタツネコ:化け猫
コタツネコ(化け猫・妖怪)
CV:西村朋紘
幽霊の猫
・江戸時代の寒い冬に、こたつに入りたい夢を持ったまま死んでしまい、化け猫になった。
・あたるのこたつを占領し居座る幽霊猫として登場。
・猫とは思えない巨体で怪力。
・うる星やつら最強説があるものの、おユキに敗北。
・基本的に無口でのんびりした性格。
クラマ姫:カラス天狗一族の女王
クラマ姫
CV:吉田理保子
クラマ星・カラス天狗族の女王
・クラマ姫は人型だが、他のクラマ星人はカラスの容姿をしている。
・クラマ星には人型の男がいないため、地球にイケメンの子種を探しに来た。
・色男と巡り合うまでコールドスリープで眠り続けていたが、あたるにキスをされてしまう。
・キスした男と契を結ぶ掟。
・父親は源義経。
あたるの両親
あたるの父親
CV:緒方賢一
諸星家の大黒柱
・第一話から登場し、登場回数が多い。
・温厚な性格。
・愛妻家。
・あたるが問題を起こすと、新聞をにらんだり、知らないふりをしてその場を逃れようとする。
あたるの母親
CV:佐久間なつみ
専業主婦
・あたるの母親で一般的な主婦。
・あたるが問題を起こすたびに「産むんじゃなかった」と口にする割にしっかり息子を大切にしている。
・居候になったラムとテンにも友好的。
・イケメンに弱い。
ラムの両親
ラムの父親
CV:沢りつお
大柄な鬼族の宇宙人
・最初に地球を侵略しにきた張本人。
・娘のラムを鬼ごっこであたると戦わせた。
・鬼族ではかなりの権力者だが妻には尻に敷かれている。
・関西弁で虎柄のスーツを着ている。
ラムの母親
CV:山田礼子
鬼族の宇宙人
・美人。
・ショートヘアで虎柄のチャイナドレス姿。
・地球の言葉を話せない。
温泉マーク:友引高校教師
温泉マーク(おんせんマーク)
CV:池水通洋
友引高校の英語教師
・英語教師・生活指導。
・温泉マークが描かれたスーツを着ているため、「温泉マーク」と呼ばれる。
・生徒に真面目になって欲しいと強要するため嫌われている。
・原作では妻子持ち、アニメでは独身。
金太郎:宇宙人の幼児
金太郎(きんたろう)
CV:野沢雅子
迷子の宇宙人幼児
・金太郎のような格好をしている。
・空を飛ぶ熊に乗って移動する。
・迷子になって地球にやってきて以来、年の近いテンと仲良くなり度々遊びに来る。
・声がドラゴンボールの孫悟空。
竜之介の父:娘を息子にしたい親父
竜之介の父
CV:安西正弘
浜茶屋の店主
・海の家、浜茶屋の店主(竜之介との親子喧嘩で浜茶屋が崩壊し、再建のために友引高校の購買部で住み込みで働く)
・娘・竜之介を息子として育て、浜茶屋の跡取りにしたい。
・自分を倒すことができたらセーラー服を着ていいと条件を出す。
・竜之介に対して立派な息子として愛情を注ぎ鉄拳制裁の日々。
うる星やつら相関図・登場人物のまとめ
『うる星やつら』は、アニメが全218話・原作が全366話あります。
そのため、登場人物の数がかなり多く、一度きりの登場キャラクターや、消えたと思ったらかなり久しぶりに登場するキャラクターなどが多くいます。
今回の相関図や主要登場人物に載っているキャラクターも、常に登場しているわけではありません。
令和版「うる星やつら」では厳選されたエピソードで4クール放送となるため、残念ながら登場しないキャラクターも出てくると思われます。
「このキャラは誰だっけ?」と思ったときに振り返るために活用していただければ幸いです!