『私の正しいお兄ちゃん』はミステリー・切ない純愛ラブストーリーのマンガ作品で、2021年10月15日よりFODオリジナルドラマとして配信されます。
出会った人が殺人犯かもしれない…という所から物語は大きく動きはじめます。
今回は原作のマンガから、主人公理世(りぜ)の兄・マサキが殺された理由・死因や海利(カイリ)との関係、理世兄妹の過去についてネタバレ解説していきます!
【私の正しいお兄ちゃん】マサキが殺された理由・死因は?
マサキが殺された理由は、部屋に連れ込んだ女性を暴行しレイプして金まで奪い取る犯行現場を海利に目撃されたことがきっかけでした。
マサキの死因は、台所のシンクで水に顔を押し付けられたことによる溺死です。
マサキとカイリの関係とは
海利は、家族との関係がうまくいかないことをきっかけに一人で暮らすようになり、飲み屋でバイトをしていました。
その店によく来ていたのが、理世の兄・マサキです。
父親との関係に問題を抱えていた共通点から、自然とつるむようになった二人。
定住地のなかったマサキは、海利の家に居候するようになりました。
マサキが自転車を盗もうとするところを海利が止めるなど、マサキの素行の悪さは変わりませんでしたが、根はいいヤツだろうと海利は思っていました。
(マサキが海利の家に泊まるようになったことや、海利の服をよく着ていた理由は物語後半の伏線になっていますが、ここではネタバレを控えます。)
海利がマサキを殺した理由
海利は、自分の家にマサキが知らない女の人を連れ込んでいることに驚きますが、次の瞬間その女性の顔がボコボコに殴られていて気絶していることに気が付きます。
すぐに合意ではないことを悟った海利はマサキを止めようとしますが、全く悪びれる様子のないマサキ。
それどころか「お前も一緒にやっちまおうぜ」と海利を共犯にしようと誘ってきます。
マサキがこれまで何度も自分の家で女性を犯していたことを知った海利は、この人間は死んだほうが世の中のためだと確信し、バットでマサキの頭を殴りつけます。
弱ったマサキの頭を押さえつけ、台所のシンクで溺れさせ殺害してしまったのでした。
嵐の中、動かなくなったマサキを川に投げ捨て自宅に戻ると、被害者の女性は姿を消していました。
正己と理世兄妹の過去について
理世(リゼ)は、海利から犯行の一部始終を聞かされて、頭の中の兄のイメージとの違いに動揺を隠せません。
家庭内暴力をふるう父親と、本当の恋を探し求める母親を両親に持ったことで、マサキと理世はお互いだけが心の拠り所になっていました。
両親の離婚をきっかけに会えなくなってしまったマサキと理世。
理世はいつも自分を守り、笑いかけてくれた兄と再会することだけを胸に生きています。
幼かった二人は会う術を持たず、マサキは妹にはもう会えないと自暴自棄になり非行に走りました。
理世は、幼い頃の兄がそのまま成長して大人になった姿を想像し、依存する形で兄のことを思い続けていました。
二人がまだ一緒に暮らしていたころに、マサキが理世にあげた恐竜のぬいぐるみと、理世がお礼に作った恐竜のマスコットをお互いずっと持ち続けていた事から、兄妹の絆は決して切れていなかったことが伝わってきます。
しかし、理世はイメージしていた理想の兄の姿と、海利が語るマサキの姿が別人すぎて、本当にあの優しかった兄がそんなひどいことをするのかと信じることができませんでした。
兄はそんな人じゃないと誰かに否定してほしくて、理世は警察の立花さんに「お兄ちゃんてどんな人か知ってますか?」と、泣きつきます。
まとめ
今回は、マサキが殺された理由と死因、海利とマサキの関係や、理世兄妹の過去について解説しました。
お互いに惹かれ合う海利と理世。
しかし何の因果か、長年生きる糧にしてきた実の兄を殺した犯人が海利かもしれない…と動揺する理世。
海利が語るマサキとは、本当に自分の兄なのか?誰かに否定してほしくて、警察の立花さんに「今の兄について詳しく調べてほしい」と頼んでしまいますーー。
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